何も対策を講じない基礎では基礎の打ち継ぎ部分が蟻道(蟻が通る道)となり、床下がシロアリの温床と化す危険が高まります。
木造住宅は加工しやすい、木のぬくもりがあたたかいなど長所もあるが、欠点も多くある。その1つに、「シロアリと湿気(水)」によって、みえないところで木が弱っていくという点が挙げられる。
■ シロアリをブロックする仕組み
でもなぜシロアリをブロックすることができるのだろうか。
これは、底部と立ち上がり部を一体構造としたシームレス基礎による。シロアリの侵入口になりがちのヒビ割れを防ぐことができるのである。また、防湿コンクリートの厚みもしっかりと確保しているので、地面からの湿気は遮断。このお陰で、シロアリの誘引要素となる土台の木材の腐朽を防いでいる
基礎の底部と壁が「シームレス構造」であれば、木造だからといった、シロアリや雨水の侵入の心配はない。日本の風土に合っていると言われている木の住まい